消化管寄生虫とは、消化管(主に腸)に寄生して本来動物の体に取り込まれる栄養を横取りして宿主である動物が栄養失調や病気にさせる寄生虫です。
当院で取り扱う予防薬の対象となる消化管寄生虫を4種類紹介します。
◎犬回虫の特徴
・体長:5~10㎝の糸状の虫
・体色:白色
・主な生息場所:犬、猫、人(特に子供や高齢者)などの腸内
・感染経路:汚染された土壌や糞便を摂取、母体からの胎盤や母乳を通じて感染
・症状:下痢、嘔吐、腹部膨満、成長不良など
・治療法:駆虫薬の投与、定期的な検便
・注意事項:環境中(土壌や糞便)の卵は非常に頑丈で強く、長期間生存する為衛生管理が大切
◎犬小回虫の特徴
・体長:2~4㎝の糸状の虫
・体色:白色
・主な生息場所:犬の小腸内
・感染経路:虫卵を摂取、または母体からの胎盤や母乳を通じて感染
・症状:下痢、食欲不振、体重減少など
・治療法:駆虫薬の投与、定期的な検便
・注意事項:環境中(土壌や糞便)の卵は非常に頑丈で強く、長期間生存する為衛生管理が大切
◎犬鉤虫の特徴
・体長:1~2㎝の虫で、鉤のような口器で腸壁に食いつく
・体色:白色
・主な生息場所:犬の小腸内
・感染経路:汚染された土壌や糞便を摂取、または母体からの胎盤や母乳を通じて感染
・症状:貧血、下痢、元気消失、体重減少など
・治療法:駆虫薬の投与、定期的な検便
・注意事項:環境中(特に湿った土壌)の幼虫は長期間生存する為衛生管理が大切
◎犬鞭虫の特徴
・体長:3~5㎝の虫で、体の前半が細く、後半が太い鞭のような形
・体色:白色
・主な生息場所:犬の盲腸や結腸内
・感染経路:汚染された土壌や糞便を摂取
・症状:貧血、下痢、血便、体重減少など
・治療法:駆虫薬の投与、定期的な検便
・注意事項:環境中の虫卵は耐久性が高く、長期間生存する為衛生管理が大切